療科のご紹介

麻酔科

最適な麻酔法の決定、良質な術後疼痛管理を行うために

対象疾患・特色
当麻酔科での主な役割は手術室での麻酔管理です。麻酔科医は手術される患者さんが、痛みを感じず安全に手術が行われるように、手術中患者さんの状態を適切な麻酔モニターを使用し、絶えず監視し続けています。

令和あらかわ病院麻酔科では、日本専門医機構が認定する専門医・指導医の資格を有する常勤麻酔科医が中心となって麻酔を行います。外科系各科との連携のもと、術前の患者さんの全身状態の把握から、術中の徹底した麻酔管理と観察をしており、術後の痛みに関しても可能な限り取り除くよう目指しています。
診療内容
当院では、安全に手術を終えることはもちろん、術後の痛みをしっかりと抑えて苦痛なく過ごしていただくために、全身麻酔に様々な方法の麻酔法(持続硬膜外ブロック、神経ブロック、持続麻薬静脈内投与)を組み合わせることで痛みのコントロールをしています。手術前には麻酔の説明、問診及び診察をし、最適な麻酔法を決定します。

また、全身状態や呼吸機能が悪く全身麻酔が難しい患者さんにも、可能な限り手術が行えるよう、神経ブロックを駆使し、区域麻酔のみで手術することもあります。

診療科よりお知らせ

早期回復のために
早期にリハビリ開始することの重要性は周術期一般に認識されています。近年、超音波装置の技術向上により、様々な神経ブロックが安全に行えるようになっています。当院では、低侵襲な手術であっても、良質な術後管理を行うため、超音波ガイド下神経ブロックも積極的に施行しています。
周術期禁煙の徹底
手術が決まった時点からお願いしていることの一つに禁煙があります。喫煙している人は、術後の呼吸器合併症(肺炎、無気肺)が多くなります。禁煙をした場合、禁煙をしなかった場合と比べて術後の呼吸器合併症(肺炎など)の発生率が4~10倍に変わるといわれています。

禁煙により術後の呼吸器合併症の発生率は軽減します。禁煙期間は4週間以上が理想的とされています。例え僅かな期間であっても禁煙により酸素を利用する能力があがり、回復も良くなるとされています。
周術期口腔ケアの重要性
全身麻酔の際、気管挿管します。口の中の細菌がチューブに付着して気管や肺に入ると、術後の誤嚥性肺炎の発生率が高まると共に、手術をした傷口や人工物に感染する可能性があります。また、動揺歯や外れそうな差し歯、詰め物があると、気管挿管時や手術中に脱落し、気管や肺や食道・胃に迷入してしまう可能性もあります。

手術が決まった時点で歯科受診をし、手術を受ける旨を歯科医に伝えるとともに、クリーニングや必要があれば治療を行ってください。

麻酔についてご不明な点、ご要望などがありましたら遠慮なく担当麻酔科医に相談して下さい。

Schedule

外来診療担当医表

診療科
  • ※救急患者は救急科もしくは総合診療科で対応いたします。
  • ※内科は内科新患医師、その他は当該科医師、それ以外の対応(主に相談など)は外来責任医師が担当します。
  • ※整形外科の水曜日午後の肩関節外来は完全予約制です。同外来宛の紹介状をお持ちの方のご受診に限定されます。
  • ※「*」は女性医師です。